スケアリー・ビューティーに関する所感
怖いものみたさとか臭いのに嗅いじゃうとかそういうのが人間的な部分だとすると、自分の醜い部分にも魅力が含まれていて、それを正面から受け止めることが愛なんじゃないか。
だけど、社会では他人に対しては完璧さを求められていてそこに苦しさがある。ひとを愛するみたいなことは動物的な情動であるにもかかわらず、日常生活は動物性が排除されているから、社会のなかで恋愛しようとすること自体無理がある。
エロいときは理性を失った方がいい。エロさまでを頭で理解しようとすると見失う。ひとを愛せないのは社会に適合しようとし過ぎて動物としてのスイッチがはいりにくくなってしまっているからでは。
仕草やら表情だけで好きになればよく、ノンバーバルな恋愛で十分。コミュニケーションしてしまうと理性がからんで高度な恋愛になる。
ちなみに「酔った勢いで」という行為は人間としての本質をついているから、あながち間違いではない。