なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

献身性

たまたまつけたテレビで岡崎の特集をしていて、現実を直視する姿勢に感銘をうけた。日本がスペインのパスサッカーをやろうとしてもできない、テクニックでは勝てない、それは甘いよと。自身のことはDFW(ディフェンシブフォワード)と評しており、海外で活躍している日本人選手は、献身性が特徴で、そこが評価されて使われていると。

いま何ができるのか、どうすればよいか、ということが最も重要で、フィージビリティのないアクションプランは無意味。メッシやクリスチアーノロナウドにはなれないわけで、それでも彼らとやりあわなくちゃいけないという現実。選手にとってみればオンゴーイングでいま結果を出すことが求められている。いまできることのベストを尽くして、目の前にある壁を乗り越えることで、結果的に将来につながるという感覚。毎日が綱渡りだけど、ガチンコで戦っているひとたちは実際そんなもんじゃないか。

番組の途中、今年スタメンでなかなか起用されないことに関して、高原が「献身性が一番にきてはいけない。まずは点が取れること。そのうえで守備もできること。」と言っていた。それもわかる気がする。FWだから得点が必要。一方で監督目線でいけばチームが勝てば問題ないわけで、岡崎が何を期待されているか。点を取るために前線からプレスをかけ、結果的に前でボールを奪って誰かが点をとればアシストしたことになる。得点に限らず、監督の思いと選手の能力がハマればスタメンに定着するという考え方もある。選ぶのは監督で、チャンスが与えられればそれをモノにする。いま自分にできることをするしかない。熾烈なレギュラー争いをしながらも、自分自身と戦っているようにもみえた。