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なにそれ経営者のブログ

女の子は好き。でも結婚したくない。

献身性(続き)

南米は暑くて体力的にコンパクトなサッカーを90分できないから、中盤は比較的スペースをあけて、その代わりペナルティに入ったらやらせない、最後は締めるぜってのが多いらしい。3位決定戦がまさにそれで、コロンビアのチームとメキシコのチームだったから確かに縦は50mくらい空いていたように思う。全員で守って攻めるというより、ボールの周りにいる選手どうしのせめぎ合いで、3対3や4対4な攻防が多かった。スルーパスががんがん通って縦に抜けるから見ている側はおもしろい。ボールを持ってない遠くの選手はサボっているようにみえたけど、局面で負けなければ全体でも負けない。各自の仕事はちゃんとする。極端に数的優位を作ろうとはせず個人技でのやり合いが目立った。ノーガードでの打ち合いは見ていて気持ちがいい。

ジダン監督は前日の記者会見で「アントラーズは組織されていて秩序がある、そしてよく走る」とコメントしていた。いつも日本を形容するときに出てくる単語。秩序、適応、順応、献身。今回のトーナメントでアントラーズは確かに連動した守りで勝ち抜いてきた。全体をコンパクトにして、最終ラインもさることながら、中盤での守備、前線での守備が効いたのは間違いない。決勝もそのままの勢いでリードする展開もあり、もしかしたら…を予感させる90分だった。レアルのコンディションがよくなかったとはいえ、ぎりぎりまで追い詰めたのにはシビれた。延長では実力の差が出たものの、スーパースターがいなくても世界と戦えることを証明したように思う。