なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

仕事は仕事

王様達のヴァイキングの第2巻で坂井さんが一希に「好きだ嫌いだなんて1円にもならん。仕事に不要な感情は捨てちまえ。」と言っていてこの考え方はすとんと落ちた。仕事と感情は切り離す派で、感情に振り回されると仕事がまわらなくなるし、どうせやらなきゃいけないのだから、あまり考えたくもない。

仕事では、少なくとも目の前の相手に自分たちのほうを向いてもらわなくちゃいけなくて、みんなそんな暇じゃないからよほどのことがないかぎり寄ってこない。営業は人の心を動かして、その「よほどのこと」を恣意的につくりだすような仕事で人間性が問われる。いかにも相手にメリットありますよというのもうさんくさいし、かといって距離を縮め過ぎたらこんどはえぐることができなくなる。なので営業成績のよいひとは人の機微がわかって相手をコントロールできる人間で、ぼくとしてはほんとのところ何を考えているか読めないという点で信頼できない。
リーダーシップに関して多くの人からの賛同を得ようとすればするほど、好き嫌いではなくて正しさだけで判断したほうがいいようにも思う。だけど現実はあの人と仕事がしたいというフォロワーが多い人ほど合理的な面だけではない特性をもっていたりする。よのなかには言ってることは正しいかもしれないけど一緒に仕事はしたくないという人もいて、そういう人は長続きしない。仕事に役に立たない感情はいらないのだけど、感情を完全になくすことはできなさそう。