なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

同一労働同一賃金はほんとか

同じことをして違う賃金が支払われるのは不公平だ。というのはわかる。これはこれで正しい。だけど同一労働同一賃金にはなんの根拠もない。仕事にお金が紐付いているという考え方に支配されているだけのように思う。一物一価の法則に近い。ものの値段は同じ価格に収斂されるというのはたしかにそうかもしれないが、実際には違う。個々の取引をみると、同じ物も違う値段で売られているし、買う側の支払能力に応じて値段が変えられている。賃金も同じで、働く側にもそれぞれ事情が異なるわけで、そいつにとってのその値段というのは相対的に決まる。仕事に対して報酬が決まるというのは偏った見方で、支払いをボトムラインに抑えるという点では雇用者側のエゴじゃなかろうか。賃金は雇用者と従事者のバランスで決まる。仕事から一意に賃金が決まるわけでなく、仕事と従事者で賃金が決まり、同じ仕事でも違う賃金になるというロジックが通る。平たく言えば、すごい忙しいやつの時間と暇してるやつの時間は値段が違う。忙しいやつに時間をもらうときは高い報酬を払わなくちゃいけない、というのもふつうにあり得る。安い方は同じ仕事なのになんで自分は安い報酬しかもらえないのかと思うかもしれないけど、報酬がはねてるやつにはそれなりの理由がある。