なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

年齢コンプレックス症候群

フランス大統領にマクロン氏が当選した。産経、毎日、時事通信東京新聞、日テレなど、多くのメディアの見出しに最年少という文字が踊っていた。39歳。たしかに史上最年少は事実だし、数年前まで無名だったことを考えればすごい偉業である。がしかし、年齢ってそんなに注目すべきことなのか?少なくとも海外の主要メディアで見出しに youngest と書かれている記事は見当たらなかった。
この違和感はデジャブか。少し前のこと。FC東京の久保選手がJ1デビューした試合後のインタビューで「たいしたことしていないのに、注目されるのは歯がゆいものがある。」とコメントしていた。日本のメディアに対する痛烈な批判。15歳だから、バルサに所属していたから、みたいな外側だけみて取り上げられる。それだけでニュースバリューがある日本。久保選手は言葉にはしていないけど「だからなんだ(関係ねぇしそんなの)!」と感じているように思えた。マトモな感覚だと思う。
過去と比較しても、いきなり所属とか言われても意味がないし興味もわかない。いま何ができるか。この一点に尽きる。初対面で名刺交換することがマナーとされている国なので仕方ないのかもしれないけど、形式が重視され過ぎるのは少し寒い。