なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

恋愛はローカルニッチな市場である

何か2つのものをつなぐとき、株式市場のように多くと多くが同じ条件で選び選ばれる世界と、リアルな出会いのように出会いの数が限られているのに、たくさんのなかから選べるかのごとく錯覚している世界がある。後者の場合、事象の数は積み上げられるので、表層的には最適解が選択されているようにみえるが、実際には部分最適のかたまりがあつまっているに過ぎない。プレーヤーを多く集められたとしてもプレーヤー自身の物理的制約で限られた比較しかできない。例えば、恋愛は出会った先でしかできない。そして、出会いの数はたかだか知れている。多くの人を網羅的に選ぶなんてことはなく限られた出会いのなかで選んでいる。であるならば、全体を見渡す必要はあるのか。限定的な世界での最適解に平均値はなんの参考にもならない。自分が良いと思えばそれでよい。高いとか安いとかは比較対象があってはじめて感じることで、比較する必要がないのに比較してしまうのは完全に被害妄想。
市場と呼ばれる世界の多くは幻想で、現実を正しく表現していないように思う。現実世界は、物理的制約があり、市場という民主主義的な考え方がそもそもフィットしない。テクノロジーな進歩したことで、時間や場所など制約を外し、出会うはずのない人どうしが出会うことができるようになったが、人間の基本的性質からして人間がたくさんのなかから選んでいるのではなく、優れたアルゴリズムによって機械が選んだ最適解を使っているに過ぎない。人間だけの世界に閉じて考えれば、あたりまえだが、そんなに能力は向上していないので、限られたなかから選んでいる。人は欲張って多くのなかから"自分で"選びたいと思っているけど、本質的にはそれほど選んではいない。TAKAHIROと武井咲が結婚したそうだ。おめでとう。