なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

遊牧民

器をつくって、人なりお金なりをプールして同時にいくつものことができるというのが会社のひとつの存在意義。器があれば、事業のポートフォリオが組めるのでリスクを自社内に閉じた状態でとることができる。個人プレーだと市場のニーズに合わせにいって目先の売りをたてながら、ぜんぜんお金にはなりそうにないけどすごい技術に投資するみたいな動きを取りにくい。で、市場に受け入れられたサービスがある会社が生き残っていて、実績があるからさらに冒険できるようになって、多少無茶だと思われるような事業にも突っ込みさらなる成長を遂げる。
ところが、最近では会社にしないとできないと思われたことが意外と個人レベルでもできんじゃんという仕組みができてきて、マイクロファイナンスしかり、バックオフィス業務の効率化しかりで、次々に便利なサービスが小規模にできている。ばらばらに存在していて必要なときに有機的に結び付いて集まりプロジェクトが終わったら解散してまた次のプロジェクトに。そうだとすると、何が失われて何が残るのか。