なにそれ経営者のブログ

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学びとは"つながり"に気づくことかもしれない

ユージン・ウィグナーは「自然科学における数学の理不尽な有効性」という論文で、自然科学と数学を結びつける調和は unreasonable なeffectiveness であると述べている。認めざるを得ないけどそうなっているという表現がなんとも物理学者らしく微笑ましい。理屈というのは最初から存在しているわけではなく、人間が勝手に作り上げてきたもので、そっちからみればそうかもしれないけど、じつは同じ対象を違った角度からみていただけで、そこでつながっているんだよという発見。例えば、数学の世界では、アンドリュー・ワイルズフェルマーの最終定理に楕円関数の特性を応用したり、アインシュタイン特殊相対性理論にリーマンの非ユークリッド幾何学を応用したり。各分野、専門を突き詰めて深遠なところでなぜかつながる、というところに感動と美しさがある。分野が離れていればいるほど驚かされる。それをそう使うか!的な独創性。
人間が学ぶことに気持ちよさを感じるのは、このつながりに気がつくからなのかもしれない。子供は「自分が知っている全てが全世界」で最初はひとつひとつばらばらに認識し、世の中のことにいちいち驚く。たぶん初めて見たというだけでなくそのつながりを発見してわぁすごいと脳が興奮しているんじゃなかろうか。誰かがすでに発見したことであっても(たいてい自分がよのなかではじめて発見することは少ない)自分が知っていることどうしがつながるとテンションがあがる。知識が増えるにつれ、概念をまとめていかないと理解が追いつかなくなるのである抽象化して世界をとらえはじめ、そのパターンに整合させながらみてしまうけど、そもそも自然の美しさは全体的で包含されているので、偏った知識でとらえるのはあまりにもったいない。さらに同時代に生きた人々は互いに影響しあっていて、誰が誰の先生だったとか、そういう歴史的なつながりを知ることもおもしろい。