なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

体験記憶

サッカーのゲーム中の感覚がふと思い出された。ボランチ固有の感覚。サッカーでしか味わえない感覚。ボールをきれいにとばしてぴたりと合わせる気持ち良さ。たぶんロングボールでサイドハーフに展開したシーン。高校か中学か。土のグランド。すべてのタイミングがぴたりとハマってミートしたときの感覚。全員がひとつのボールに連動して動いている。みえていない選手もどこにいるかだいたいわかる。ほかのスポーツの気持ちよさと違う。サッカーのワンシーン。単純に記憶を思い出したというだけでなく、自分がやっていた体験が再生された感じ。完全なる主観。その試合に勝ったのか負けたのかはどうでもよくてとにかくそのパスが絶妙な感じでとおったというだけ。たくさんのことを経験して重なっていくので、いちいちぜんぶを覚えておけないから忘れさられるけど、でもあの感覚は唯一無二で、なぜいまいきなりよみがえったのか。たぶんもうないと思い込んでいるあの感覚を無意識のうちに欲しているのか。センスと言われているイメージは個人差があるのでいまできなくてもそれをできる技術が身につけばできるようになる。センスがないと技術があってもいいプレーはできない。いま上手いか下手かではなくてそのセンスを持ち続けられるかというのは大事なことかもしれない。ジュニアユースの子たちがやろうとしていること、チャレンジしていることのほうが結果よりも大事でどんなことをしたいと思っているかというのは後に大きく影響する。フィジカルのピークは過ぎていまはできないけど感覚が残っている選手もやっぱり監督でなくフィールドとしている意味はあるような気がする。そこで何を考えどうしようと思っているのかを伝えられれば若手のセンスはみがかれる。