なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

マクロ経済感

2020年まではほんとうに人が足りなくて新卒の争奪戦だ、まるで採用活動がバブル期のようといった話を聞いたけど、仕事が回らないくらい受注があるのだろうか。売上が伸びている、利益が出ているという実感がない。お金は循環すればするほどハッピーな人が増えるはずなので、どんどん雇用を増やすべきとは思うものの、現場感覚の忙しさと景気改善の実感がともなわない。いったいこの仕事は誰から発注されているのだろうか。そしてその仕事は誰かの役にたっているのだろうか。
「人がいないけど仕事はある」というのは生産性が一定だとすると労働人口が減っているという意味で少子高齢化の進行ともいえる。仕事を減らすかひとりあたりの生産性をあげるかしかないわけで。
冒頭の会話は、人手不足に備えた先行投資というより即戦力がほしいという文脈だったので、まさに各企業が現在進行形でこの問いを突きつけられている。年収が相対的に高くない人たちが既存のフレームにはめられて搾取されて消耗するのは世の中にとってよくない。雇用者側が人を奪い合っているようでは先延ばしにしているだけで人不足の問題は解決しない。