姿勢がいい
その業界のレジェンドと呼ばれる人は現役ではないので、過去の業績だけで尊敬することはあまりない。にもかかわらず、素晴らしいと思うときもあり、その条件は2つある。
ひとつは、ありがとうを言える人。直接関わりのない人間もちゃんとみてくれて、誰に対しても平等に振る舞い「ありがとう」と感謝の意を直接伝える。これだけで人格者だと思わせる。医者の評価は看護師が決めるというように、秘書や身内だけなく事務方としてかかわった人にも好かれる人はなにかもっている。あたりまえのことだけどポジションがあがったり評価があがったりすると自分に尽くしてくれる人への感謝のセンサーが鈍くなるひともいる。
それから立ち振る舞い。姿勢がいいとそれだけですばらしいひとだなと思わせる。何がそう感じさせるかはわからないけど、スピーチのときに背筋がぴんと伸びていてまっすぐにみている。見られているということを意識せずとも日ごろからそういう姿勢でいるのだろうか。とにかく話の中身より姿勢がとても印象に残っている。