なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

だったらしょうがないなと思わせる理由

名駅寿がきやがなくなってた。仕方なくエスカにあるらしいとのことで行ってみたがなんと衝撃の530円。まじか。びびる。白ラーメンとやらを食べてみたが、さすがに味は変わらない。そこはなんとか。でもれんげがあれじゃない。店員さんに聞いたら、業態が違った店を展開しているらしく、ぼくのなかでの「寿がきや」はまだあるとのこと。よかった。そして530円のラーメンと300円のラーメンでは少し手間のかけ方が違うらしく、味も微妙に違うとか(寿がきや歴20年以上のぼくをもってしても違いはわからなかった)。でも潰れるくらいなら価格をあげてでも存続させるのが企業なので客が負担するのはまっとうな判断ではある。ファンからすれば値段の高い寿がきや寿がきやじゃねぇと思うけれども、食べられなくなるくらいなら払いたい。そういえば昔、金山にちょっと高めな価格帯の寿がきやができたときも行かなかった。寿がきやといえば、ダイエーの地下と相場は決まっていて気取った感じの店に対してちょっとした抵抗をした(金がなくて払えなかっただけだが、好きじゃないと言い張った)。確かに一般的なラーメンからすれば安過ぎるので慣れ親しんだ名古屋人からすれば違和感があるけど、普通といえば普通ではある。
歴史があってとくにベーシックなものに対しての変更は難しい。当然昔からのファンとのせめぎ合いがあって、伝統を守りながらも次に繋ぐというやつが出てくる。やむなく変えるときには「これだったらしょうがないな」と思わせる理由が必要でそれにどこまで納得感があるか。単価が安いので勝手に想像で苦しい経営なんだろうと思って値段があがったことに対しては許容できるけど、もしこれで味がおちていたらまた話がかわってくる。変えるべきものと変えるべきでないもの。存続させるために必要なお金とその分担。適正な方向に戻したとしてもアンチはいる。でも適正な方向であれば賛同してくれる仲間もいる。