事実だけでよいのとトラストレスとは
NEMの問題。世界中の技術者がCCに協力してハッキングしたやつを追跡して盗んだやつを捕まえるってマンガみたいなハッピーエンドを期待してる。規約違反はたしかにダメだけど、記者会見とか説明責任とか謝罪とかセキュリティの問題とかどうでもいんだよな。なんていうか、テクニカルに解決してほしい。本質的にはトラストレスなはずなのに、取引所を使うとユーザー自身がもつべきトラストを放棄することになる。いまの社会に適合させるために法律が整備されつつあり、取引所もできたけれれど、取引所とユーザーの契約はこれまでの仕組みなので、トラスト問題は避けられず、もはやブロックチェーンとはなんら関係のない契約になりさがっている。
追記)1/28
世界はまだ捨てたもんじゃない。素晴らしき絆。「史上最大のハッキングは数時間以内にネムのコミュニティによって解決されます。」
https://coinbusiness.jp/n/n127fcf2a3e99
CCが円で補償することが話題。しかも自己資金が原資。事態収束のためにファンドが追加で突っ込んでいたとするとこれまた裏で支えているエンジェルがいる。
http://corporate.coincheck.com/2018/01/28/30.html
盗むやつもいればがんばるひとたちを助けるやつもいる。人間の性善説を信じてもいいかなと思えるような話で泣ける。モノつくってるエンジニアもだしカネ入れてるビジネスサイドも。契約みたいなハードな関係性ではなくて、困ってるから助けるとか間違ってるから正しい方向にするっていう。ソフトなつながりのがもろいけど強い。