なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

ボラティリティ

米国株式市場。ダウ平均株価は、1月26日につけた過去最高額26,616.71から一転、2月8日に23,860.46となり、ピーク時からの下落幅が10%以上、歴史的な下げ幅のようである。WSJによると(*1)、市場関係者はこの理由に関して、Why? やらno reason やらコメントしており混乱の様子が伺える。市場は10%下げたあと9日少し上がり、とりあえず安心局面にはいったとの見方が広がっている。ファンダメンタルズは整っているのになぜか下がる。でも10%からの反発。10%はトレーダーにとってなんの意味もない数値だけどこれ以上下げたら取り返しがつかないことになる的な人間の感覚が盛り込まれたんじゃないかと直観した。それと、ボラティリティに関しては、超頭のいい人たちがつくった金融工学の理論やそれを活用したプログラムで日々戦っているにも関わらず、まだ理解できないことが起こるのか、むしろ理由はあるけど人には理解しにくい現象なのかとも。
日経の記事(*2)で「リスク・パリティ」という考え方によるポートフォリオの組み方があることを知った。発音のかわいさもさることながら、期待値ではなくて分散のみをインプットにしているという。これまたtrickyだがおもしろい。

*1: WSJ 2/9
U.S. Stocks Rebound as Wild Week Ends
https://www.wsj.com/amp/articles/global-stock-slump-continues-1518138066

*2: 日経新聞 2/9
ボラティリティーが揺らす市場(上)リスク均衡狙い株売却  リスク・パリティ戦略 自動取引、急落に反応
https://r.nikkei.com/article/DGKKZO26712800Y8A200C1EN2000