なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

決めるための組織

ステークホルダーのマネージメントをするときに、次の3つのことは前提として持っておくべきかもしれない。

1)重要なことを重要だと理解していないとあぶない。不意に刺されることがある。リスクをコントロールしておけば対処できるけど、認識にないと突然言われてあせる。
2)重視していることは人それぞれ。個人の置かれている環境、状態、関係性などでぜんぜん違ってくる。個人の優先度はばらばらなので、しょっちゅう組織と個人、個人と個人はコンフリクトする。それぞれの立場にたてば、正当な主張であることは理解できる。税務署は税金を正しくとろうとするし、会社はできるだけ抑えようとする。仕事より家族の時間を優先させる人もいればそうでない人もいる。個人が大事にしていることを会社は侵害できないし、そこをわかろうとしないと自発的な行動は喚起できない。
3)重視なことは組織で決める。ひとつに決めるために組織が存在している。決めることは組織の持つべき機能のひとつ。実務的には、反対を振り切って決めなければならないことのが多いので、プロセスを決めておいたり、ボードメンバーで話しあったり、とにかくきめなくちゃいけないときにデッドロックしないよう権限に重みをつけておき、組織を動かす。どちらか決めるときリスクをとっている人間が強い意思決定権を持つのは自然。全員がハッピーになるような選択は発展途上で答えがない状態のときには定まらない。どちらも正しいときにどちらかのポジションをとることは大事。そういう過程を繰り返して成長してスタンダードができていく。