なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

ふぁーふぃーふぁふぃふぉー…だんだん

グレイテスト・ショーマン。いい。超よかった。社会にインパクトを残す人のマインドがつまっている。ベンチャー企業の成長をみているよう。カネを集め、客をつかみ、社会に抗う。たしかにグレイテスト。

The nobelest art is that of making others happy.
「最も崇高な芸術とは人を幸せにすることだ」
P.T.バーナム

人が光をあてなかったものに光を浴びせ、喜びを見出す。世間から排除されてきたひとたちを集め、誰もみたことのない世界を作り出す。銀行から相手にされず、ウルトラC的な方法でお金をかき集め、想像力さえあれば成功できることを示す。尖りまくって目立つほど、街の住民、上流階級などと世間のアンチが次々と出てきて、そこに真正面から立ち向かっていく。いかにも堅物そうな劇評家から「貴方のやっていることは偽物だ」と問われ「観客の笑顔も偽物か?」と問う。「最近腹を抱えて笑ったことがあるか?」と。自分のショーは上流階級に受け入れられないとみるや、そこを突破するため、上流階級の世界の成功者に「それでいいのか、心を解き放てと」口説き、仲間に巻き込む。バーナム自身も光に目がくらみ仲間をそして家族を裏切り、全てを失う。そこで原点を思い出し、大事なものは何かと。
いろいろな要素がつまりまくっていて元気になれる。二人の世界では生きられるけど社会では生きられない、上流と下流の差は愛では埋まらないというシーン。バーナムスキャンダルで違うんだと言うものの妻に出ていかれるシーン。全てを失って、アンチだった劇評家に、自分は嫌いだけど別の評論家がみれば「人間の祝祭だ」と評しただろうと認められるシーン。なかでもいちばん好きなのはストーリーうんぬんでなく、ふぁーふぃーふぁふぃふぉー…だんだん。の音に合わせてキレキレのダンスをするヒュージャックマン。ここはいきなりかっこいい。