なにそれ経営者のブログ

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解任タイミング問題

なぜこのタイミングか。本番まで2ヶ月足らずの時期に。解任するにしても決断が遅すぎる。という意見が多くみられたが、タイミングの問題に関しては正直わからない。オープンにされたタイミングがいまというだけでチームや協会の内部ではもしかするとかなり前からこの話が進められていた可能性は高い。少なくとも思いつきで解任することはないはずで、最後通告が出された状態でのマリ戦とウクライナ戦だったのだろう(にしては勝ちへのこだわりが弱かったようにも思うけど)。田嶋会長も「最後までハリルホジッチ監督のチームを固められるものにしたいと3月も努力した」と言っている。ぎりぎりまで続投の線を探したうえでの協会の決断。個人的にはハリルホジッチ監督に最後までやらせてあげたかった。少なくとも予選突破という結果は出しているし「監督とチームの信頼関係(*)」に問題があったとされているので自らの思いがきちんと伝わっておらず、不完全燃焼感が強い。何よりここまでチームをつくってきて本番の舞台に立てずに終わるというはがゆさ。まるで株主に一方的に決められ、解任事由も納得いかないまま外される社長のよう。システム的にはたしかに協会がオーナーなので、権限を行使すれば解任できてしまうのだが、最前線で闘ってきたトップの心中はいかに。結果なんてわからないのだから一度決めた監督に最後まで賭ける男気があってもいいのでは。こういう考えはぬるいのかなぁ…にしても「監督とチームの信頼関係」って、チームビルディング的にはあまりにレベルの低い次元では…お互いプロなのにできなかったのか。逆にプロだからこそ難しいものなのか。

* JFAニュース 2018.4.9 「SAMURAI BLUE(日本代表) ヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除」

http://www.jfa.jp/national_team/news/00016810/