なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

戦略的思考

戦略とは「自らがもっていきたい方向に動かすような仕掛け」で「当事者は知らなくてよいこと」と定義している。
ポイントは、誰かが意図したシナリオで動いているのに、当事者はそのシナリオを知らず、動かしているひとの存在すら気がつかない。誰かに動かされている感はまったくない。すべてを知っている人からすればなるべくしてなった結果でも当事者は自分の思うがままに行動していたらなぜかそうなったと感じる。いわゆる戦略的思考はデザイン思考でもあると思う。逆算して組み立てる考え方をしないとできない。現実はロジカルに考えれば積み上がった事実からちょっとずつ進むが、進む方向はすでに誰かの戦略にのせられている可能性があって(自然に任せていると、自分に寄せることはまずできない)誰かの意図する方向にもっていかれる。戦略は進行中にはプレーヤーに対してオープンにされないので、判断のしようがないけど、少なくとも未来を引っ張っているひとは何人かいて、情報を知っている人と知らない人が入り乱れていて、結果的に力の強いほうにもっていかれる。余談だが、史実がおもしろいのは、とりまく環境や当事者を俯瞰できるからで解釈の幅が広い。人間が関与している社会において「自然な」方向はなく人為的だと思う。だからこそビジネスにおいては実現可否に関わらず将来のイメージを強く思い描いていくことは必要。