なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

計画の存在意義

「40年間、経営計画書なるものを作らないまま今日まで来た」(*)ダイソー創業者のことば。まじストリートファイターで超尊敬する。いるんだよなこういうひと。計画はそもそもなんのために存在するのかを考えさせられる。計画は自社のためというより、社員や株主など何かを預かっていて説明責任があるときに必要な気がする。方向性や考えがないと不安になる人もいるし、大切な時間やお金をその会社に預けられるか判断できない。逆にそれが握れていればもしくは信頼されていて不要であれば必ずしも経営にいるわけではない。

ロコンドの中期経営計画(**)が発表された直後に株価が下がり、田中社長は「わかるひとに買ってもらえればよい」というような趣旨の発言をされていたけどほんとそう。短期の値上がりを狙った株主と長期保有したい株主がいるのは当然で前者が多ければ株価は下がる。計画をふまえそのうえで株主は賭けてみたいと思えるかでよく。企業として確実に儲けられるだろう方向に舵をきった経営(投資)判断をしたとしても、マーケットがついてくるとは限らない。会社側にだって選ぶ権利はある。

さいきん気になった2つのできごと。

 

* 2016.4.16 ダイヤモンドオンライン「ダイソー、利益1円でもメーカーが日参する「規模の力」の凄まじさ
http://diamond.jp/articles/-/167226?page=2

** 2018.4.13 株式会社ロコンド「中期経営計画 2月期決算説明会説明資料」
https://www.locondo.co.jp/wp-content/uploads/2018/04/中期経営計画、2018年2月期決算説明会資料.pdf