なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

本質的な議論

竹中平蔵さんが社会保障に関して「年金が払えないなら、法人の社会保険料をあげればよいという本質的なことがまったく議論されていない」と言っていた(*)。あまりにそのとおりだなぁと思ったのでメモ。
・年金は社会保障でなく社会「保険」である
・であるならば、保険料をあげればよい
・保険料は、個人と法人が払っており、法人は保険料をあげようとしない
経団連は自分たちで払いたくないから消費税をあげて賄おうとしている
・消費税は逆進性があるから一度上がったら下がらない
・年金は「生きること」に対するリスクなので、生きられる=収入がある人には保険金を払わなくてもよいが、一定の年齢に達したという理由だけで払われている
自分の会社でも社会保険料はみんなの分を合わせれば何人か雇用しているくらいの金額が毎月引き落とされている。固定費として仕方ないとは思っているが精神的にはなんとも言えない気持ち(誰に何を払っているのかよくわからないので)になる。社会に貢献していると整理すればそれでよいのだけど、しかしながら、すごい資産を持っている後期高齢者に払われていると思うとなんだかなぁと腑に落ちない。助け合いの精神は否定できないがいざ本気で自腹を切れるかというとなかなか血を流してまで他人を救おうと思えるかは微妙なところ。だからこそ強制力をもってしてでも徴収する仕組みをつくり強引に進める必要があると思うので、政治家の皆さんにはほんとに持続可能な社会保障制度を本気で議論し改革してほしい。

* G1サミット2018
日本が歩むべき「次の10年」~世耕弘成×竹中平蔵×小泉進次郎
https://youtu.be/lADMFfQp_ho