なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

市場とはなにか

市場は誰が決めるのか。市場はつくるものである?市場なんてあるのか?市場をみたことある人はいるのか?
リアルにあるのは個々の商取引だけだ。それらが無数にあって、誰かが後付けでグルーピングしているだけにみえる。市場規模とか市場があるとかないとか、それこそ魚が1匹売れれば市場で、それを集約するのって傲慢じゃないか。どれくらいの市場規模(売上予測)があるかは、その会社だけの指標だから、顧客視点ではない。購買行動はカテゴリーづけられた単純なものではないので、そこでやっぱり企業側の認識のズレが生まれてしまう気がする。ただその製品が売れるという事実のみで最初から市場なんてない。
この話をしていたら「野菜とか、果物とか、魚売ってる場所ですね。」と教えてくれた人がいて妙に納得。市場とは売っている場所。場所という定義はしっくりくる。あるのはwhatとwhereという状態だけで、whoとかwhy(売りたいと思っている人やマーケティングした結果としてのカテゴリ)などはわかりようがない。複数の解釈ができることは、決めたとしてそうでもあるし、そうでなくもある。場所はなんとなく「いちば」に近い。「しじょう」と「いちば」は本質的には同じだが「いちば」のが親しみがもてる。「しじょう」はひとつの製品がたくさんの人に売れるときにつくられた概念だとすると、もはやそういう時代ではない。