なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

量産なんてない。すべて一品モノだ!

ものづくりの現場の社長から「ミシンの原理がわかってるから、そのミシンがなくても同じものはつくれる。ただ、量産するにはそのミシンが必要だ。」という話を聞いた。ものづくりの本質だとおもう。自動車だっていまでこそ量産されているけど当時はワンオフの一品モノだったわけで、あとから量産にしたというほうが正しい。量産するための設備をつくって量産品になったはず。既に市場があれば量産になるけど、基本的にはすべて特注である。新しいものをつくるときは、量産かどうかは問題ではない。マーケットの大きさとか採算を先に考えると、マスを狙うことになりがちだけど、マスはつくるもので最初からあるほうがおかしい。冒頭の社長。「ミシンを使うことができるひとは多いけど、そのミシンの原理をわかっているひとは少ない。」これこそが核心では。高度化や専門化が進み過ぎて使うこととかこなすことだけに終始してしまいがちだけど、そこじゃない。たくさんつくるのではなく必要なものをつくる。