なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

持続可能性、進化、人工知能…

池上先生の講演メモ。AIは加速させるアルゴリズムだけど進化は加速可能ではない!細胞のターンオーバーを早めても進化はしない。多様性を担保しながは突然変異を繰り返して突破するという。関連しておもしろい動画をいくつか。


* The Evolution of Bacteria on a “Mega-Plate” Petri Dish (Kishony Lab)

 https://youtu.be/plVk4NVIUh8 ‬
濃度が異なる薬品をぬったプレートで大腸菌を進化させ、進化の樹形図を実際に視覚化した実験。
‪「両端から増殖する大腸菌は、抗菌薬の濃度が高くなる境界線でそれ以上増えられなくなります。しかし、しばらく待っていると、その境界線を突破する菌が現れ、新しい領域を埋め尽くします…薬剤耐性菌が進化していく姿を実際に見ることができる大変貴重な映像」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55055?page=2
自然の状態のやつははやく進化するし、そうじゃないやつは遅く進化する。時間のスケールが異なるものを同居させることによって生き残ることが可能になる。自由度を残しつつ細胞を分化させることが大事。同じ作物を3年間作り続けるという育たなくなる土壌微生物のネットワークと同じ。多様性の担保。


* long now foundation
http://longnow.org/clock/

10,000年動く時計をつくるプロジェクト。100年とか1,000年のオーダーではなく10,000年と考えたときに何がどんな仕組みが必要か。機械仕掛けで朝夜の地熱の寒暖差を利用してエネルギー変換して動かしているらしい。実際の場所に行くと人間に「ちょっとネジを巻いてね」と書いてあるという(笑)。


* ‪Life in life
https://youtu.be/xP5-iIeKXE8
オートマトンライフゲーム。スケールを変えると同じ構造が現れるってやつ。1倍でみていた世界の構造が1,000倍でみるとじつはその世界でも同じ動き。自分自身をシュミレーションできるってことは、自己修復可能だから、壊れたときに自分で頑張れば元に戻せるということ。技術をつくる技術の必要性。