なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

本人でないと背負えないもの

患者とそれ以外の人は決定的な差がある。本人の苦しみは他人には背負えない。変わってあげることはできない。見ているほうが辛い。子どもなんかは特に。ドクターはたんたんと原因を特定し処置をする。痛くて苦しいのはそうなのだけど、それをも感じ取ってしまうと無力なのでそこは切り分けてやるべきことをしているようにもみえる。一見冷たいようにも感じるけど、すべて背負おうとしてもできないし、正しい行為をするためには客観的にならざるを得ず。緩和ケアはメンタルな面ももちろんあるが、事実から目を背けず取り得るベストの選択肢、本人の希望、それらすべてをひっくるめてエビデンスベースでケアしていくプロセスなのか。WHOの定義(*)でも、pain and other problems, physical, psychosocial and spiritual に対するアプローチとされている。

* 「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフを改善するためのアプローチである。」

Palliative care is an approach that improves the quality of life of patients and their families facing the problem associated with life-threatening illness, through the prevention and relief of suffering by means of early identification and impeccable assessment and treatment of pain and other problems, physical, psychosocial and spiritual