なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

M-1 2018

かまいたちに対する、志らくさんのコメント。うまいなと思ってしまったので少し点数をさげた、「うまい」は「面白い」より先にきてはならない、は示唆深く。技術ではなくただおもしろいものを。対照的に、次のジャルジャルは何が面白いのかわからないけど…という枕詞で表されていて、松本さんの「途中で屁こいてもうたからね」という表現がまさに。くだらなくてどうでも良いことは単純におもしろい。くだらねえなぁ、何やってんだこいつらというところから派生している原理的な笑い。笑いのメカニズムはわかっていなくて、人は多くの情報を感じ取っている。くだらないことで笑えるというコンテクストの理解。言葉の意味で言えば「スベる」というニュアンスがつかめた気がする。ウケないという表面的な事象を指すだけではなく、お客さんの深い部分にまで至らない、という意味を含む。プロの芸人さんは、狙って笑いを取りにいくわけだけど、ひとりよがりはだめで、何発か打ち込んでハメにいく。同業者は多くのパターンを知識として知っているからこそ、なかなかハメられない=なかなか笑えない。「うねる」「ハマる」も秀逸な形容詞。届けてナンボの世界でどんなにおもしろいネタでも、目の前にいるお客さんに届かなければ突き抜けない。