なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

衣食住とエンタメ

私たちはプロダクトに対してお金を払う。スターバックスの空間でもそういう解釈をしているだけで、実際にはコーヒーに対してお金を払っている。わかるものに対してでないと買わない。時間でいくら、みたいな業もあるが、結局何にお金を使ったのかわからずじまいで、もやもやする。自分でもできたんじゃないか、自分で調べる時間を買ったんだ、そう理解し、納得することはできる。ただそう思わせてしまった時点でサービス業としては負けかと。実態のわからないものに価値はない。

ところが、実態のわかるものはコピーされ、自動化が進み値段がさげられる。しかしながら、それを必要としている人々はいなくならないので(クリーニング店など)効率化して、大量に安くできる地方のショッピングモールのような形態が大半を占める。ニッチな部分で生き残るサービスもあるけど、まねできない何かがそこにはある。必要な人がいる限りなくならない。これが衣食住に直結しているビジネス。

エンタメ系のビジネスは「なくてはならない」でなく「あったらいいな」。効率や削減ではなく新しさが重視される。ベンチマークはなく値段の変動が激しい。私たちは知らないものに興味をひかれる。恐らく、架空の人物であったとしても聞いたことのないコンセプトや新しさを感じられれば、それを手に入れたい、体験したい、追求したいと思い、そこにお金を払う。わくわくに対してリスクマネーは集まりやすい。どちらの世界で生きるか。