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複雑系

個々の問題を解決しても全体解決にならない。問題解決の全体感に欠けた解き方。わかりやすい問題を切り出して解いてしまっていることが良くなくて、そういうちまちました個別最適に未来はない。いくらそれをがんばっても前に進んでいるようでいて進んでいなくて、問題が別の次元にあったり、そもそも多くの事象が複雑に絡み合っていてアプローチの仕方が間違っていたりする。いわゆる複雑系と呼ばれる構造をもつ事象なのかもしれない。還元主義では太刀打ちできない。

複雑系とは、相互に関連する複数の要因が合わさって全体としてなんらかの性質(あるいはそういった性質から導かれる振る舞い)を見せる系であって、しかしその全体としての挙動は個々の要因や部分からは明らかでないようなものをいう。これらは狭い範囲かつ短期の予測は経験的要素から不可能ではないが、その予測の裏付けをより基本的な法則に還元して理解する(還元主義)のは困難である。系の持つ複雑性には非組織的複雑性と組織的複雑性の二つの種類がある。これらの区別は本質的に、要因の多さに起因するものを「組織化されていない」(disorganized) といい、対象とする系が(場合によってはきわめて限定的な要因しか持たないかもしれないが)創発性を示すことを「組織化された」(organized) と言っているものである。」(*)


* 2019.2.9 Wikipedia 複雑系
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A4%87%E9%9B%91%E7%B3%BB