なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

感覚が開かれる感覚

生々しい筆跡。インクの飛び散り。滴り。表面の凹凸。凸凹。キャンバスの大きさ。「少なくとも鑑賞者に二回観てもらえるペインティングの制作を試みています。」まさに。パリのポンピドゥー・センターに行くことを考えれば都内でタクシーに乗ることなんぞ比較にならない。ぎりぎりまにあった。「明確な具象的モチーフの意図的な使用」「抽象的なものよりもさらにいっそう曖昧」「イメージは一種の原材料として機能」(*)意識的に何かを描こうとしていない。何かを観て想起する前の原理的なポイントの抽象化。本物を観ると感覚が開く。明らかに異なる感覚が立ち上がり。言葉が追いつかない。

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PRROTIN TOKYO
BERNARD FRIZE
MARCH 22 - MAY 8, 2019
https://www.perrotin.com/exhibitions/bernard_frize/7199