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シティvsマリノス

前日の記者会見でペップが言ったように選手のコンディションは良くはなかった。であることを差し引いても速い。とにかく全てに無駄がない。必ずツータッチというルールを課しているかのごとく中盤ワンタッチで敵を置き去りにし、ツータッチ目でキラーパスを通す。マリノスは裏へうまく抜けたとしても敵をはがしきれていなくてそこでまた一対一で勝たないといけないのに対し、シティは特にスリートップやサイドチェンジなど狙ったパスを通した後に必ずフリーの状態でボールを持てている。その前のプレーでボールタッチが少ないと必然的に展開は速くなる。狙ったパスを通すためのトラップであることがわかりやすくみてとれた。その局面を打破する目的はこのパスを通すためだとひとつひとつに意味がある。極端に言えばマリノスはあそこに出しますよ出しますよと言わんばかりのドリブルを挟みそれからパス。それは敵だって対処しやすい。ほんとうにそのトラップは必要なのか。もちろん技術が求められるが止めるためのトラップではなく、崩すためのトラップ。デプロイネなんかはそれがほんとうに得意で背負っていた敵をうまく外してがんがん前線にボールを送り込んでいた。必要なことは何か。そのボールタッチは必要か。コンディションが悪かろうが判断の質を落とさなければ瞬間の爆発力、突破力はある。マーケティングの一環だとしても質の違いを感じさせるには十分なゲームだった。直接的で全てが速い。そんな印象。