なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

サッカーとアート

芸術は相互的で観る側がどう感じたかによって完結する。アーティストがどんなに主張しようとも鑑賞者が感じなければ芸術的とは言えない。メッシはアーティストであるとAmazonの「This is football 」で多くの関係者が語っていたが、誰もが想像し得ないことをやってのけるからで、ダンサーによれば「何か少し新しい。」し、ペップに言わせれば「観客は何かを感じたくて試合を観に行く。そしてそれを感じられる選手。」ということになる。新サッカー論の著者、三倉さんにいわせれば「芸術とは芸術という概念を超えたところにある価値判断」で「世の中や日常生活に重層・浸透する創造性あるいは法則性」である。「世の中にあってもなくてもよい内在的価値あるいは存在的価値の認知」。誰かがアインシュタインであり、ピカソであると評していたが、たしかにメッシは全身で表現しており、「身体的表現芸術」と言えるだろう。それはサッカーという競技が複雑で自由度の高い時間空間が与えられていることにもよる。