なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

事業の条件

事業を作っていくことは、誰かが困っていること、不便だなと感じていることに対しての解決策なわけで。それに対する対価。ユーザーとしての自分の感覚は必要だけど十分ではなく、自分と同じように困っている人がいるはずだ、という気持ちが含まれ、つまり、基本的には人助けの側面があり、強く変えていきたいと思えない限り事業はうまくいかない。自分だけでよければすぐに解決する。何かに対して働きかけるという情動、自分がやるべきだという使命感がオンされてはじめてまわりはじめる。会社のビジョンはそういう根本的な外向きのエネルギーがつまっていないとうまくいかない。うちむきに向けられた性格は未来志向ではないし、拡がりにくい。やりたいことをやってそれに対してお金を請求するのは独りよがりでしかなく。アーティストのようにたまたま好きなことで食べていけるひとはごくわずか。しかも希少価値が高く、かつ、人をわくわくさせるセンスをもっていないといけない。外向きなエッセンスは、好きなことを仕事に繋げようとするとき見落としがち。原体験と呼ばれていることから人からお金を払いたいと思わせるものへの繋ぎは慎重に考えたい。よいと思っているサービスが受け入れられるか、市場がどう反応するかは、やってみないとわからないけれども、払わせるという感覚は間違っている。誰かのために意味のあることをやっていて、払いたいと思わせる、というほうが正しい。すくなくとも事業に関しては。