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仕事と彼女と人生観

メディカルAI

AIはデータが価値を持ち、そうなると個人情報保護が関係してくる。日本の場合、学術研究や臨床研究という用途であれば比較的データを使いやすい法律になっているそう。問題は商用利用する際にどこまでデータの使用を認めるか。研究段階のデータに基づいているので、データなしでは開発できないが、データを自由に使っていいかと言われるとそうでもない。法律家のなかでも、医療における患者データの利活用について、まだ議論が深められていない雰囲気。鎮西先生の「データは薬の原液に近い」という例えは秀逸だった。薬の作用機序は一昔前はわかっておらず、よくわからないけど効果があり、統計的にしか評価できない。そして、薬の研究開発における原液は最も価値が高く、機械学習に置き換えるとそれがデータになる、とのこと。