なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

シルクスクリーンと手作業のコスト

境界がクリアでデザイン的にカッコ良くできる。大量生産向きだと思った。もともとは印刷技術なので、大量であることに違和感がない。レーザープリンターが発達し、全く寸分の狂いもなく紙にプリントできるようになった。シルクスクリーンでの色の濃淡やちょっとしたズレが手触りの味を出す。あえてその部分を求めて使う人がいる。完全な社会での不完全の価値。不完全があり得る中での完全への追及。シルクスクリーンでアートを作っている人たちはやっぱり手作業のコストを対価に変えている気がする。ビットコインの価値の源泉は電気代でエネルギーであるという説明に、ずっと心をつかまれている。コストがかかるものに価値は生まれる。心理的芸術的によいものはコストがかかっているという持論(手書きの線のコストと呼んでいる)。さて自分は何にコストをかけるか。