なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

問題の解き方

いわゆる使えない上司は「決定権がある」 and 「部下の思い通りに動かない」だとすると「権限を移譲する」or 「部下の気持ちをおもんばかる」で解決する。使えねーなーって思うとき「おれに決めさせてくれよ」と「なんでわかんねーのかなぁ」ていう気持ちが混じってるから、感覚的にもあってる気がする。and条件の否定って or がポイントだと思う。複数の要因が重なり合ってる問題ほど、解決策の幅は広い。たいてい問題はひとつじゃないから難しいのですが…

正しく健全な行動

現実を認識し、正しく行動する、というあたりまえのことをちゃんとやっていれば、例え、相手にとって、望ましくない結果だったとしても評価はしてもらえる。しかしながら、このあたりまえのことが、不誠実な態度によってできないことがあり…どんなに小さなうそでも仕事をするうえで、うそは排除しなくてはならない。うそがないということが誠実であることと同義だと思う。
行動に至るまでに、2回ほど、うその誘惑に負けそうになることがある。ひとつめ。やるべきことを決めるとき。現実をそのまま受け入れられていないといううそ。やるべきことは現実を直視しないと見えてこない。自分の思い込みや感情にふられず、どこまで真水を救えるか。濁りのない透明な現実をそのままつかまえること。見たいように見るというバイアスは気をつけないといけない。ふたつめ。やるべきことを行動にうつすとき。わかっていながらやらないといううそ。これは明らかに自分へのうそになる。ほんとはこうしたほうがいいのにと思いながら、それをやらないのはよくない。面倒かもしれないけど、誰かに気を使ったり空気を読んだりするのはある意味でうそをついているとも言える。その場をうまくやり過ごすのは楽だけどほんとにそれでいいのか、というところは意識しておかないとそれっぽいほうに流される。
うそをつかないということは大変なことだけど、信頼関係をつくって、相手の評価をもらう(お金を稼ぐ)ためにはすごく重要なことだと思う。

ディープラーニングとハードフォーク

新しい概念が考え出されたときにわかりやすい単語をふたつくっつけるというのは、英語のわかりやすいところで、ネーミングのセンスが抜群だと思う。普及するワードをみると「難しいことを簡単に」という原則は正しいなぁと感じさせられる。ちゃんと説明しようとするとよくわからなくなるけど、イメージとしてこういうことだよねと、知っている単語どうしを組み合わせることで、おおよその共通認識が形成されてコミニュケーションができるようになる。一般に普及しだすと、その単語を知っているだけで雰囲気で会話が成立するようになるけど、概念そのものは難しいので、ちゃんと理解できているひとはどこまでいるかあやしい。

ディープラーニング:脳の神経回路に似せたプログラムをつくり、コンピュータが自ら学習すること?

フォーク:ブロックへの仕様変更をして新しい通貨をつくること。このうち、ハードなフォークとは、互換性を持たない新しい通貨をつくること?

※チェーンの分岐がフォークのように二股になることからそう呼ばれている

 

追伸)いろいろ読んだらなんとなくハードフォークのイメージがつかめた気がする

BIP141を採用していない(segwitのシグナルをだしてない)legacy側は、reorgされるリスクがあるので、wipeoutされないように完全に別のチェーンとして分岐する、つまり、replay and wipeout protectionした状態での分岐が、hard なfork。2016年には、EthereumとEthereumClassicに分かれたときもhardforkで、いまはどちらも残っているそう。ちなみにBIP141はsoftfork。

総合力

世界水泳が終わった。金メダルゼロに対して平井監督のコメント。

「何か先に“果実”を収穫することだけに走ってしまうのも良くないのかなと感じました。」

この背景には「カリシュ選手が萩野、瀬戸と同い年なのですが、米国はNCAA(全米大学体育協会)のルールで在学中は練習時間が決まっていて、(卒業する)23歳になる年ですごく記録が上がります。ただ、それだけ学業を重視していたり、人間として成長することをやっているんだと思います。」という分析。個人的には、禅の思想を取り入れたマインドフルネスに似ているなと。どちらかというとアメリカのほうが短期的な成果を求めがちだと思っていたけど、実は逆で、日本の方が目先の利益をみていて、数年後にどーんとぶち抜かれたという構図。アメリカがそれをねらっていたのだとすると、合理的に遊びをつくるというような、よりレバレッジをかけられる戦略をとったともいえる。そこまでみこして、一見、無駄だと思えるようなことまで取り込む。古き良き日本の文化の良さを日本人以上に感じ取り、それをもメソッドに組み込むしたたかさ。日本の一歩先をいっているように見えてしまうのはぼくだけか。
ちなみに、平井監督は、解決策として「水泳のことを水泳だけで解決しようとしたら限界がきていると思う。」ともおっしゃっていた。トップオブトップの世界は、その道を極めるだけでなく、横にも拡げないと勝てない。ここでのキーワードも多様性。総合力。

出典)Sportsnavi「金メダルゼロに平井監督「危機感ある」萩野らの伸び悩み、海外勢の勢い実感」2017.7.31
https://sports.yahoo.co.jp/m/column/detail/201707310001-spnavi?p=1

背理法

理由がわかっているのになぜできないのか。わかっているのならできているはずである、いまできていないのだから、別な理由があるはずである。この論理展開から問題の定義の仕方が間違っている。だからこうすればよい。というところまでもっていきたい(でないとただ否定するだけの奴となってしまい提案がない)。この展開の仕方は、A→Bと思っていたけど、じつはC→Bです。という単純な構図であるものの、Cの構造に独自の着想や発想が付与されるようにも思う。

例えば「日本は失敗を許容しないからイノベーターが育たない」というのはよく聞く話だが、私の感覚ではベンチャー気質な人は多く、失敗を許容するメンタリティは日本にだってある。つまり、少なくともミクロなコミュニティではイノベーターが育たない原因は失敗を許容しないからではない。ではなぜ育たないのか?育たないのではななく、育てられない、育てるインセンティブが働いていない、そもそも育てたいと思っていないなど。このあたりはまとめてエコシステムとかいうわかりにくいワードがあって、たしかに、エコシステムに起因させるのはなんとなくそうかなと思わせるものもある。ただ、これでもまだなにかピンとこない。むしろ育っています、という結論をひっくり返すようなドラスティックな指摘もおもしろいが、ピンとこない理由は、おそらく共通因子でまとめているから、というのも気がする。ひとつひとつの事例に踏み込んでいけば独自の考えだったり習慣がある。

具体と抽象をつなげる

市場規模が1億円といったときにどこまで具体的に想像できるか。1万円×1000個、10万円×100個、と分解して、1ヶ月あたり1万円の製品を100個売る、10万円の製品を10個売る、など日々の業務に落とし込めているか。足し合わされて大きな数値になると、まとまりでしか認識できなくなる。マネジメントがおおざっぱに現状把握をして方向性を決める場合にはそれでよいが(むしろ細かい話は興味がない)、業務をするには何をどれだけ繰り返せばそこに至るのかが具体化されていないと迫力がないし、何も言っていないのと変わらない。そもそも1億円のマーケットといったときに、積み上げられてその結果になっているはずなので、因数分解できないはずがない。単価×個数なんて誰でも知っていることだけど、具体と抽象をつなげて押さえておくだけで、そのものに対するイメージはぜんぜん違ってくる。

都合のよいように解釈しがち

夏休みってなんだよ。夏だから休むって意味がわからん。などとキレていたけど、よくよく考えれば「夏」と「休み」に因果関係はなく、夏に休むと言っているだけで、夏休みそのものになんの罪もない。構造的には、午前半休などと同じで、育児休暇とは一線をかくす。受け手の誤解というのは、ほんとにやっかいで「結果にコミットする」なんていう商品もあるけど、料金体系をみると◯◯コースいくら、みたいな設定になっている。てっきり結果がでなければ全額返済みたいなことを想像していたので違うんかいと。料金体系は成果報酬ではない。つまり、コミットしているのは、サービスを提供する側ではなくて、受け手のほうで、ユーザーかコミットする、が正しい。確かに主語は明示されていないので、そちらがやってくれるなどと都合のよい解釈をするのはよくないけど、私たちがコミットします、ではなく、あなたたちがコミットします(そのために最大限のサポートを私たちがします)というコピーだったのだ!やるのは本人なので正論だし、ぜんぜんいいけどいまさらながら。