なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

個別事象と全体最適

個別事象をみればうまくいってないものはある。そらそうだろう。人のレベルはまちまちなので、全員がハイクオリティでできるとは限らない。そもそも新人が10年選手と同じクオリティを出そうとするのは無理。だとすると、新人にクオリティを要求して根性論で…

考えるとは引き出すことである

いわゆる専門家と呼ばれる人たちにいろいろと教えを請うことがあるが、実際、彼らはどのくらい考えているのだろうか。過去の経験から知識をひっぱってきているだけで、経験がない、知識がない立場からすればすごいことをしているように感じられるけど、実際…

キャッシュインパクト(続き)

人は誰かに感謝されると気持ちがいいという反応がでるよう組み込まれている気がする。ビジネスの場合、感謝がお金に換算され、お金の大小で感謝の度合いか表現されている。コンサルティング的に企業に関わる場合、売上を伸ばすと感謝される。利益をつくると…

仕事と売上のバランス

お金にかんして、評価指標としての数値には興味がある。仕事の評価は最後はお金でしかできない。いい仕事をした、というのは、たくさんお金を稼いだ、ということ。大きな数字になったということ。社内の話。人事評価は、相対的であれ、仕事をした人により大…

キャッシュインパクト(続き)

Googleには有名な20%ルールがあるが、いまという時間でピンポイントに評価すれば、短期的な利益には貢献しない。Googleは、20%ルールに象徴される、とにかく面白いプロジェクトをするという自由なカルチャーが、優秀なエンジニアが世界中から集まる理由のひ…

以上でも以下でもない

全豪オープンで過去6回優勝しているジョコビッチ選手がランクで言えば格下のイストミン選手に負けた。試合後、ジョコビッチは「長いことやっていれば自分の調子が良くないときに相手の調子がいいことがある。それがスポーツだ。今日は荷物を持って家に帰る…

キャッシュインパクト(続き)

雇用契約で給与が固定されると、生産効率にかんして、人件費のコスト削減効果は見込めない。余剰時間で営業できれば、売上増加の可能性はあるが、実際はそんな隙間時間できちっきちっと違う種類の仕事をまわすことなんてできないし、細かい仕事があったとし…

キャッシュインパクト

正社員で毎月給与が支払われるばあい、やってもやらなくても払われるという観点で合理的に考えれば、働かないほうが得である。にもかかわらず、人はなぜ働くのか。 短時間で多くの仕事をできるようになったとしても、時間が有意義に使えて人生が豊かになるか…

システムは必要だけど十分ではない

パッケージ的なシステムを売る商売は終わっていて、ビジネスモデルや事業とセットで提案しないと売れないそうだ。そらそうだろう。システム単体で考えた場合、導入コストを回収できるのは先の話だし、直接的な費用対効果なんて根拠がない。生産管理や会計は…

10パーセントの納得感(続き)

10パーセントの納得感を50パーセントにあげる仕事は、最後まで人間の仕事として残る気がする。人が動くためには、感情的な閾値があってその閾値を越えさせる働きかけはロジカルには難しい。人との関係によって育まれるものは人でしかできない。結婚問題にし…

10パーセントの納得感

コンフリクトした場合、どちらかに寄せるための話し合いは果たして意味があるのか。心理的負荷をさげることにどれだけの価値があるのだろう。双方の希望を満たすことはできないので、適当に決めてどちらかが妥協するしか手はなく、妥協する側が、まあ仕方な…

マリノスの判断は正しい派だ

マリノスの判断は正しい派だ。経営判断に現場が追いついていないだけ。俊輔は象徴的な存在だったからたまたま移籍がフロントのフォルトのように取り上げられているけど、選手だって横浜マリノス株式会社から給料もらっている従業員なのだから、会社が赤字で…

人にしかできない仕事ってなんだろう

「Best Jobs in America」のランキング。IT関連の職種が25件のうち5件ほど。10年前にはなかった仕事かもしれない。AIの進化で仕事がなくなるという話は聞くけど、増える仕事の話はあまり聞かない。10年後には同じように新しい職種ができているだろう。これま…

メッセージを突き刺す強さ

トランプは「世界の警察をやめる、自国のことは自国で守れ」と言っている。外国に介入してアメリカ色に染めるなんてのは無理で、というか過去の経験から無理だったと学習した。それで均衡が保たれていた時代はもう終わった。「よかれと思ってやったのに、言…

効率は効率的か問題

いまは、すぐにものは届くし、情報は次から次へと流れてくる。ものをつくる時間も徹底的にムダが省かれて最短でできあがる。スタートとゴールをみれば速くなっていることは明らか。さらにゴールすればまた次のスタート地点に向かって走り出すから、回転率も…

先例とスピード感

以前「東大初ベンチャーの時価総額は2兆円、このうち上場しているのが1兆円」という話をきいて、すごい額だなぁと驚いたと同時にいまは学生の選択肢に起業というのが身近になっているのだなぁと感じつつ、なんでかなぁとぼんやり考えていましたが、先例と…

共通認識なんてない(続き)

ネタとしての笑いには、文脈から作り出してくれる笑いと文脈を前提として取りにくる笑いの2種類がある。後者は前提を知らないと、笑えない。前提がないとフリがないのでオチもわからない。例えば、芸人のモノマネとか、誰々がするから面白いとか、誰かを知…

共通認識なんてない

NHKの日本のジレンマという番組にPost-Truthというキーワードがテロップに出ていてなんとなくみてしまった。第三次世界大戦が起こり得るかに関して、国際政治学者の人が、理論的にはぜんぜんありうるがリアリティがないと言っていた。可能性としては0ではな…

絶望のなかで限りなく前向きに

映画「君の名は」をとりあえず観ておかなくちゃと謎の衝動にかられ、この年末年始にようやく観に行った。ぼーっと観てしまったせいか「難しくないかこの話?」というのが第一印象。何も考えずに泣けることを期待していたのだけど、始まる前にやっていたぜん…