なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

固有名詞で考える

ジョブズの言っていた「人は実際にみて触れたときにはじめて自分が欲しかったものに気がつく」というのは自分の好みの人についてもいえることで、出会ってしまったらわかるけど、出会っていないときにはまったく想像ができない。人はわがままなもので、その人を知らない世界で生きていると、それはそれで満足しているが、知ってしまうともう戻れない。パートナーが存在しないということがあり得なくなる。そして、いつどこでスイッチが入るかわからないのも話をこじらせている。英語の表現で、fall in loveという言い回しがあるが、まさにフォール。fallという意味を調べるとpass suddenly and passively into a state of body or mind とあった。uncontrolableで自分ではどうすることもできない。自分の気持ちなのに自分でどうすることもできない。完璧にpersonalizedな現象でもあって、それこそ1 to 1の出来事だから、コンテクストがうまく共有できない。のろけ話は当事者に閉じていて第三者が聞いてもまったくピンとこないからやっかいである。(恋のドラマなんかで感情移入できるのはどこかで自分の経験値を参照している気がする。)大げさにいえば世の中どうなろうとも目の前の恋人を愛するということは変わらなくて、スイッチが入ったらオフにならないくせに、スイッチを押す前まではその気はまったくもって持ち合わせていない。