なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

情報源の話

一次情報にあたれというのは原理原則だが、その情報ソースが変わってきている。情報が深いなぁとか、着眼点がキレてるなぁと感じる人は学術論文や企業レポートを自分で読んでいる。最近だとネットで論文は読めるから、興味のある分野を掘っている。メジャーな学会のアブストラクトだけでもだいたいのことはわかる。またファームのレポートも無料で読めるし、かなり幅広なデータを収集してまとめられたものもある。昔はレポーティングでお金をとっていたのかもしれないけどいまはそんな時代ではない。企業のレポートは無料のレポーティング以上のインサイトを有料では提供するという自負もあるのだろう。論文もレポートもともにエビデンスベースド。こうした情報に日常的に触れている人たちは、会話のなかで、そういったスタディがあるとか、こんなデータがあるとかいう根拠を示し、発言をしている。データさえ集めてもらえればそこから仮説を立てることはできるし、仮説ありきでデータを取りにいくという天下り的な発想はあまりしていない。