なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

2016-01-01から1年間の記事一覧

フランス人的感覚

フランス人は何歳になっても恋愛をするし、子供がいても夫婦で恋愛している感じあるということを聞いて「はっ」とさせられた。 自分には「結婚とはかくありなん」があり過ぎるのだ。結婚したらこうなるとか、結婚するとこうしなくちゃいけない、みたいな先入…

「投資される経営 売買される経営」の読後感

○冷徹な数字 「会計上の費用を価値として足し戻す」という「資産バリュー」の考え方はとても新鮮。どうしてもBSの左側で無機質に「いま、どんだけ?」がみられて「ここまでくるのに相当苦労して・・・」みたいなこれまでのプロセスは無視されるけど(結果…

契約論(続き)

トマス・ホッブスによると「平等は無秩序の根拠であり、不平等なら秩序が自然に生まれる。平等が前提だから、戦争状態になる。だけどみんな戦争はしたくないので、みんなでやめようと同意するために法の支配を打ち立てる」と説いているそうだ。このロジック…

契約論

相手に求められていて、それが自分しかできないことであれば、相手のロジックに合わせて、もっていくタイミングさえ間違えなければ営業コストはいらない。 求められてるサービスやノウハウをこちらが持ってる時点で勝ちで、コンペなしでコストかけずめんどう…

近くにいてほしいけどいてほしくない

困ったことに人間の特徴に「飽きる」という心の動きがある。刺激が「麻痺する」という表現が正しいかもしれない。顔か性格かみたいな古典的な二択は、どんな美人でも見続ければ飽きることを考えると、性格が正しい。だけど、飽きるくせに刺激は常に欲する。…

新陳代謝のスピード感

黒田選手は個人的には好きだけど、日本シリーズのときのメディアの取り上げ方が気持ち悪いと言っていた人がいて、独特な観点だったのでなんでかなぁとか思ってたけど、イグジット戦略に関係しているような気がする。これについてのぼくなりの解釈。 スタート…

ぺんぱいなぽーとにんじゃりぱんぱん

ぺんぱいなぽーが頭から離れない。かつてのにんじゃりぱんぱんに近い中毒性。そういえば中田ヤスタカさんは「歌詞に興味がなくて音で決めている」的な発言をしてた。ポリリズムとかチョコレートディスコなんてのは、意味がありそうでない。気持ちいいかいく…

ひとことの重み(続き)

言葉のもつ本来的な意味はほとんど変わらないのに、その言葉の重さは文脈によって大きく異なる。だから、言葉をそのまま捉えようとしても、自分のなかにある感情に引っ張られて公正に扱うことができない、ということに関連して、西谷啓治という哲学者が「イ…

ひとことの重み

好きな人に好きと言われると天にも昇る気持ちになり、そうでない人に同じことを言われてもたいして反応しない。この差はなんなのか。発言者に勝手に自分で優劣をつけているだけで、客観的にはほとんど違いはないのに、一喜一憂させられている。差はないよう…

信頼とは何か(続き)

信頼についてこのところ、ぼんやりと考えていて、この本は外せないだろうということで、リンクトイン創業者のリード・ホフマンによる「アライアンス」を読んだ。 本では一貫して社員と会社という構図で描かれているが、男と女のアライアンス(付き合う、結婚…

間違ってるときはなぜ間違ってるかわからない

映画「The Big Short(邦訳:マネー・ショート)」をみました。「間違っているから仕方ない」ファンドマネージャーのマイケル・バーリが、指標でサブプライムローンがバブルであることにいち早く気付き、大量に空売りして、暴落するときを待っているときに、…

科学をどこまで信じるか

NPでおもしろい記事があったので抜粋。 経済学者トーマス・カリアー先生のコメント。「経済学にも科学と同じく基本法則が存在するなら、それは人間の行動原理に関わるものであるべきだが、今のノーベル経済学賞は『経済を扱う科学』を対象にしている。経済学…

博多の女

博多はかわいい子が多い。これに関して「ほんと?」とかって疑ってしまうと・かわいくない子もいるのにかわいい子しか目に入らない(母集団の偏り)・かわいい子がたまたま連続して通りすがり、次もかわいい子だろうと感じている(帰納的思考の誤り)・疲れ…

社会と科学の安定・不安定

社会の不安定感 ぼくたちが普段耳にするニュースは誰かが必ず仕掛けていて、それをナチュラルに受け止めることが昔より難しくなっている気がする。 社会で起きる事件には登場人物のほかにも音響、照明、装置などの現場スタッフのほかにも、演出、脚本、監督…

学習のコントロール

因果関係を間違えると努力の方向性を誤る。 一度いい結果が出たとしても、その要因を誤って認識していたら、もう一回成功を狙ってその要因を同じことをやろうとしてもなかなか結果につながらない。例えば、自力ではないのに、勘違いしてここが評価されたみた…

信頼とは何か

周りの人間を信頼できない(正確には自分の身を守るために信頼しないほうがよい)状態で「最近は人間不信です〜」とか言っているけど、人を信頼しないとその分取引コストが高くなり、多くの無駄が発生する。このもどかしさは、社会的に信用リスクが著しく低…

ひとの気持ちは時間をかけないと変わらない

YESかNOかの結論を出さなくちゃいけなくて、なんとなく話し合う前から答えがわかっている場合、「結論はわかっているから話し合うだけ時間の無駄」と考えるか、「結論はわかっているけど、そうなった過程を話し合って理解して皆が納得することが必要」…

とりあえず付き合ってみる論

誰かがいなくなってその人の必要性を感じるみたいな話は、一緒にいたときには自分が意識していなかったところでその人の影響を受けていたことの裏返しで、ここから言えるのは、自分が意識的に感じていることはごくわずかだということ。 よくできたボスは、部…

本能 vs 理性

ヒラリーの応援演説で、ミシェル・オバマ大統領夫人が女性問題に関してメッセージを発信している。https://note.mu/hoshinomaki/n/nd36642c4a278これも正しい。100パーセント正しい。女性でなくてもグッとくるものがある。なんとなくだけどわかる気がする…

他者への純粋な思いやりは存在するのか問題

他人のために行動するみたいな慈恵の心はもともと人に備わっているから、他人の幸せは自分の幸せというロジックは、とはいえ自分を犠牲にしていてストレスがかかる話じゃねーか、とすこしひっかかるところがあったのですが、世の中には同じようなことを考え…

外から圧がかかって逃すことができないと壊れるという自然法則

過労死がちょっとした話題になっていて、自分にもその気があるし、死んで楽になりたいと思うことあるし、他人事とは思えないのでメモ。 「人間は、逃げ場がないと鬱病になるよう設計されており、鬱病が進行すると脳の形が変化し前向きに考える機能を奪われ自…

社会性とは

◯社会性の定義 お互いの共通認識のもとでしか通じ合えないことがある。社会は共通認識の集合体で、社会性はその社会で生きていくための共通認識の度合い。 ◯子供の社会性 子供は社会性があまりないから、部分的な共通認識でおもしろい発想をするし、大人と話…

トランプの猥談

トランプへの批判が高まっている。なにをいまさら。エスタブリッシュのエリートが人間的にもキレイなことしか考えず模範的な行動しかしないなんてのはウソだし、完璧な奴なんていないだろうよ。逆に気持ち悪いわ。アイドルはウンコしない、に通じるような押…

スケアリー・ビューティーに関する所感

怖いものみたさとか臭いのに嗅いじゃうとかそういうのが人間的な部分だとすると、自分の醜い部分にも魅力が含まれていて、それを正面から受け止めることが愛なんじゃないか。 だけど、社会では他人に対しては完璧さを求められていてそこに苦しさがある。ひと…

愛するということ

結婚は、慢性的な闇に対するソリューションである。男は人間的に成熟してくると、不安定で闇を抱え、どうにもならない孤独感や不安感がうまれる。その闇を解消埋められるのが、パートナーであり、安心感や安定性を求めて一緒になる。女は、かわいそうな男を…