なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

できるやつをのせる

できるやつをうまくのせる。これしかない。自分はまじで無力。自分が理解できる範囲が少なさ過ぎるので、理解の及ばない範囲をいかにやってもらうか。発想としては買収にちかいのかも。売上をつくることに関して違う事業部を立ち上げてそとから仕事とカネをもってくるって策。自分のなかでこれだ感がある。形式的には管理下だけどスタッフがかるく飛び越えてくる的な。そうなったときにつなぎとめるものはスキルではない。リーダーシップとはなにか。

 

解くことと参照することは違う

問題を解くことと知識を参照することは違う。知っている知識を引っ張ってきてその場に当てはめるのは、しかるべき情報源にあたり読み込めば導き出すことができるので、比較的簡単だ。けど、その場で現状を把握し、瞬発的に最適な解を導き出すのはトレーニングしていないと難しい。創造的なディスカッションをしているとき、発言者の意図はわかるのに自分があまり貢献できていないと感じるときには、だいたい原因は2つあって、いま現実に起きている実態を知らないことと、それを踏まえて将来的なイメージが描けないことによる。いまがわからなくてもあるべき姿は描けるがいまを知っていたほうが現実的な実行力のある解を出せる。将来像は、たしかに知識をつなぎ合わせて解を出しているのだけど、いわゆるコンサルタントやアドバイザーという立場で入ると圧倒的に少ない情報から答えを出すことが求められる、

時間の概念を取り入れる

人間はAとnot Aを同時に受け入れることができる、ってのはまさにその通りなんだけど、Aとnot Aが違う時刻に存在していたならば別に論理的に矛盾しないこともあり得る。点と点を第三者が無邪気につなげて一貫性がないなどと言ってるだけのこともある。朝令暮改はふつうに起こり得る。でも朝と夕方を無視して両方を同じタイミングで聞くと混乱する。不味いと思ってたものがすげえ美味いなんてこともあるし、信じていたことが信じられなくなることも。離散的な捉え方が間違っているだけで考え方なんて変わるという前提でいけば、結構なことの無矛盾性を示せるかもしれない。スキャンダルを擁護する気はないけど、マスコミは都合よくつくろうと思えば組み立てられるわけで、連続的にみてあげないとほんとのところはわからない。そういうことであればわからなくはないっていう話も出てきていいはずなのにセンセーショナルに煽るだけであとは用済みみたいな。局地的な消耗戦はアンフェアだし誰得のなにものでもない。ちなみに個人的には当事者を傷つけないのであれば不倫したって別に問題ない派。好きなもんはしょうがないし、気持ちを離れさせるほうにも問題がある。それと法的なものはフィクションだからそれに縛られるのに違和感がある。

わからないなりに動く

マッチングアプリがちまたにあふれているけど、課金すればいくらでも出会いはつくることができる。でも写真やら出身地やらをサブリミナル的にがんがんみせられてもまひしてくるだけで逆にそれに対してなんの感情ももたなくなる。恋愛は双方向的だし一方的に与えられた情報から判断することはできないのでおそらくとりあえず会ってみるというのが正しい。しかしながらほんとに会おうと思うと欲がでてきてこっちのほうがいいとかあんまりこの子はタイプじゃないななどとへんな理屈をつけ出して結局なにも始まらないまま終わる。選択の自由度が増え過ぎてデッドロックしているような状況。原因は自分が選ぼうとするからであってとりあえず流れに身をまかせ相手からのリクエストは全て受け入れるという作戦もうまくいかない。行動の前に思考が入るとよくないという典型。

認証問題

秘密鍵をどこで管理するか問題って、よく考えたら自分も携帯にメインバンクのIDとか暗証番号保存してるから人ごとじゃないなと。いわゆるソフトウェアウォレット的に管理している。覚えられないからどこかに保管しておくとなったとき、みんなどうしてるのだろう。システム的にセキュリティレベルをいくらあげても人間は覚えられないから、どこかにカギを書いて置かないといけない。自分の場合はいつでも取り出せるという意味でパソコンのローカルかケータイ。ハードウェアウォレット使ってる人は家や車のカギみたいに持ち歩いているのだろうか。逆にハードなカギ側をデジタルにするスマートロックみたいなサービスもある。何重にロックしてもそこを突破するためのキーが1箇所にまとまっていたら元も子もないし、保管しないという生体認証的なソリューションも読み取り側のハードの問題でなんかいまいちぱっとしない。認証して通り抜けることはキーが一致すれば本人じゃなくてもできるわけで、どんなキーを使い、誰に預け(もしくは預けず)、どこで管理するのかはユーザー側に突きつけられた課題のように思う。システムが人間の記憶能力を超えてしまっている以上、外部に頼らないと人間は追いつけない。セキュリティはそもそも無理があるんじゃないかという臨界点だからこそ、イノベーティブな何かがでてくる可能性に賭けたい。

無意識的な連続思考

人のことはフラットにみているようでみていない。意識せず人によって自分の情報の出し方を変えていることがある。帰納的に考えると線形な発想にしかならなくて、これまでこうだったからこれからもこうだろうと。そう考えるのはだめだとわかっていながら、無意識にそうしてしまっているリスクがある。未来のことはまだ顕在化していない。相手がどんなにすばらしい創造をしていたとしても自分が過去に引きずられていると引き出せない。自分がいまと未来をみてほしいなら、相手に対してもできるだけ先入観をなくしてみようとするべき。もしくは自分に先入観があるかもしれないと自覚的になるべき。

事実だけでよいのとトラストレスとは

NEMの問題。世界中の技術者がCCに協力してハッキングしたやつを追跡して盗んだやつを捕まえるってマンガみたいなハッピーエンドを期待してる。規約違反はたしかにダメだけど、記者会見とか説明責任とか謝罪とかセキュリティの問題とかどうでもいんだよな。なんていうか、テクニカルに解決してほしい。本質的にはトラストレスなはずなのに、取引所を使うとユーザー自身がもつべきトラストを放棄することになる。いまの社会に適合させるために法律が整備されつつあり、取引所もできたけれれど、取引所とユーザーの契約はこれまでの仕組みなので、トラスト問題は避けられず、もはやブロックチェーンとはなんら関係のない契約になりさがっている。

 

追記)1/28

世界はまだ捨てたもんじゃない。素晴らしき絆。「史上最大のハッキングは数時間以内にネムのコミュニティによって解決されます。」
https://coinbusiness.jp/n/n127fcf2a3e99

CCが円で補償することが話題。しかも自己資金が原資。事態収束のためにファンドが追加で突っ込んでいたとするとこれまた裏で支えているエンジェルがいる。
http://corporate.coincheck.com/2018/01/28/30.html

盗むやつもいればがんばるひとたちを助けるやつもいる。人間の性善説を信じてもいいかなと思えるような話で泣ける。モノつくってるエンジニアもだしカネ入れてるビジネスサイドも。契約みたいなハードな関係性ではなくて、困ってるから助けるとか間違ってるから正しい方向にするっていう。ソフトなつながりのがもろいけど強い。