なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

分担による分断

よくチームで何かを進めるときには分担という作業を行うけど、分担によって分断されてしまうワナがある。自分ができることは限られるので得意分野を活かしましょうねというのはまったく正しいものの、現場レベルで互いの領域に踏み入れないといいものはうまれない。人間のコミュニーケーションはよほどの関係性がない限り疎結合ではうまくいかないと思う。ロジカルにはこの仕事はAさん、この仕事はBさん、とわけることは無駄がないように思えるけど、Aさんの仕事をBさんも知らないと会話できないし、逆もそうで、互いの言ってることはわからないにせよ、歩み寄りがないと融合しない。互いの次元があっていてボールが落ちるというレベルであればまだましで、どちらかが献身的にそのボールを拾えば解決。難しいのは、次元が違う場合で、この場合ボールがロストしているにもかかわらず、自分のフィールドにはボールがないので、いくら探してもみつからない。いわゆる噛み合わないという現象は共通項がない、歩み寄りが足りないときに起こる。解消するには、相手のフィールドにいって、相手の言語を学ぶ必要があり、そのカルチャーに染まらないと糸はほぐれない。分担は効率性が高まるようにみえるけど、それによりもし自分はここまでと勝手にラインを引いて、溝ができてしまうのならその弊害はあまりに大きい。