なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

キャパ問題

雇用の問題は、マネージメント側のキャパ問題とも言える。誰もが人であり、人はすぐに壊れる、いまたまたま健康な身体と心が備わっているだけで、いつそうなってもおかしくない。過度なストレスがかかったり、健康状態がよくなかったり、プライベートに不安要素があったりすると誰もが簡単に壊れる。窓のない部屋で食事だけ出される生活をすると時間の感覚も失うし自分も見失うらしい(人のメンタルはそれくらい危うい)。壊れそうになったとしてそのときまわりの人にどうしてほしいと思うか。やっぱり手を差し伸べるべきで、そう考えると、マネージメントは、まずはどうやったらその人を活かせるかを考えるのが筋だし、できるだけ活躍してもらえる方法を考えるべき。能力がどうとか、パフォーマンスがどうとか、確かにうまくフィットしない人もいるけど、それは活かしきれていないだけで、必ず発揮できるやり方、機会のつくり方はあってまだ見出せていないだけ。誰もが簡単に終わってしまうリスクを抱えながら、でも何かあったら助けてくれる。このことを示せば、メンバーの安心感にもつながる。セーフティネット的で経営的には甘いのかもしれないけど、人の能力なんて大差ないし、選べるようで選べないし、選んだところで期待どおりなんて保証はどこにもないし、与えられたリソースでどう解決するかが求められるわけだから、基本的には活かす方向を模索するのは正しい気がする。