なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

2017-01-01から1年間の記事一覧

好きだと気づいたときにそれをどう伝えるか

何をどうやって伝えるか。伝え方が9割という話もあり、伝え方によっては結果が変わる。伝え方が重要なのはわかる。わかるけれども「何を」のほうがもっと重要と思う。プレゼンテーションはしょせん、テクニックに過ぎない。テクニックがうまければ、結果が…

恋愛はローカルニッチな市場である

何か2つのものをつなぐとき、株式市場のように多くと多くが同じ条件で選び選ばれる世界と、リアルな出会いのように出会いの数が限られているのに、たくさんのなかから選べるかのごとく錯覚している世界がある。後者の場合、事象の数は積み上げられるので、…

「言いたいだけ」は超重要

生きるうえで必ずしもやる必要のないこと(他人からみるとくだらないなぁと思われること)を本気でやったりできたりするのは究極の贅沢だなぁと。くだらないけど自分のなかではキテるってことにハマれることはめちゃくちゃレベルが高い。人間がやる仕事が減…

まじめにこつこつ

結果を出さなければ意味がないというのは正論で疑う余地はないのだけど、だからと言って結果を出せば何をしてもいいという訳でもなく、結果を出さなかったから得るものは何もないという訳でもない。たぶん人の一生懸命さや真面目さみたいな雰囲気は伝わって…

あいまいなままに受け容れる(続き)

「禅」の冒頭、いきなりこうある。「禅は、仏教の精神もしくは真髄を相伝するという仏教の一派であってその真髄とは、仏陀が成就した〈悟り〉を体験することにある。したがって禅は、仏陀がその永遠の遊行の間に説いた教示、もしくは説法にただ盲従すること…

積極的購買

欲しいから買うという積極的購買欲と必要だから買うという消極的購買欲がある。後者はなくちゃいけないから買うけどできれば買いたくない。例えば、iPhoneのケーブルやビニール傘。欲しいときにないことが多くて毎回買う羽目になり。そんでもってちょっと高…

ラストワンマイルの仕事

プロセスはほぼ最適化されるが、さいご行動するまでの意思決定は人の仕事として残りそうだねと。データの評価・分析まではAIが出してくるが、それを基にした意思決定と行動は人間がやらざるを得ない。判断→決定→行動までの距離は人によって違うものの、コン…

レガシーにのせるかゼロからつくるか

楽天の個人口座を数年ぶりに開こうとしたら、口座番号やパスワードがわからず、結局本人確認できるまで使えずというめんどくさいことに。そして銀行から書留のハガキが送られてきて返信してくれという…LINE PayやApple Payなど電子決済サービスに関わってい…

あいまいなままに受け容れるということ

落合陽一さんのソフトバンクでの講演「デジタルネイチャー〜計算機多様性の世界へ〜」が素晴らしかった。https://m.youtube.com/watch?v=_dUPcFfjnLE 両義的世界線(the world of ambiguity)、このあいまいな美的感覚は日本人はもともと持っていたというく…

言い回し

文法的に正しくなくてもリズムや言い回しからそれを英語でも当然ブレイクすることがある、というのはなるほどなぁと。仕事ではほぼ日本語しか使わないが、文章を作るときにわかりやすさという観点と、リズムの心地よさという観点がある。正しく伝われば良い…

問題の解き方

いわゆる使えない上司は「決定権がある」 and 「部下の思い通りに動かない」だとすると「権限を移譲する」or 「部下の気持ちをおもんばかる」で解決する。使えねーなーって思うとき「おれに決めさせてくれよ」と「なんでわかんねーのかなぁ」ていう気持ちが…

正しく健全な行動

現実を認識し、正しく行動する、というあたりまえのことをちゃんとやっていれば、例え、相手にとって、望ましくない結果だったとしても評価はしてもらえる。しかしながら、このあたりまえのことが、不誠実な態度によってできないことがあり…どんなに小さなう…

ディープラーニングとハードフォーク

新しい概念が考え出されたときにわかりやすい単語をふたつくっつけるというのは、英語のわかりやすいところで、ネーミングのセンスが抜群だと思う。普及するワードをみると「難しいことを簡単に」という原則は正しいなぁと感じさせられる。ちゃんと説明しよ…

総合力

世界水泳が終わった。金メダルゼロに対して平井監督のコメント。 「何か先に“果実”を収穫することだけに走ってしまうのも良くないのかなと感じました。」 この背景には「カリシュ選手が萩野、瀬戸と同い年なのですが、米国はNCAA(全米大学体育協会)の…

背理法

理由がわかっているのになぜできないのか。わかっているのならできているはずである、いまできていないのだから、別な理由があるはずである。この論理展開から問題の定義の仕方が間違っている。だからこうすればよい。というところまでもっていきたい(でな…

具体と抽象をつなげる

市場規模が1億円といったときにどこまで具体的に想像できるか。1万円×1000個、10万円×100個、と分解して、1ヶ月あたり1万円の製品を100個売る、10万円の製品を10個売る、など日々の業務に落とし込めているか。足し合わされて大きな数値になると、まとまりで…

都合のよいように解釈しがち

夏休みってなんだよ。夏だから休むって意味がわからん。などとキレていたけど、よくよく考えれば「夏」と「休み」に因果関係はなく、夏に休むと言っているだけで、夏休みそのものになんの罪もない。構造的には、午前半休などと同じで、育児休暇とは一線をか…

仕事をはがす

自分の仕事をはがすと客観的にみえてくるものがある。自らリードしてどっぷりなかに入ってしまうと視野が狭くなり、やれることベースで考えがちで、あるべき論にはいきにくい。自分が何もせずアウトプットだけをみるようにすると、もっとこうしたほうがよい…

固有名詞で考える

ジョブズの言っていた「人は実際にみて触れたときにはじめて自分が欲しかったものに気がつく」というのは自分の好みの人についてもいえることで、出会ってしまったらわかるけど、出会っていないときにはまったく想像ができない。人はわがままなもので、その…

時間を感じる

誰かが創ったものや誰かが表現していることに心が動かされるのは、そこに時間がつまっているからだと思う。かたちが美しいとか見たこともない動きだ、みたいな驚きはたしかにそのとおりだけど、そういう表層的なところよりも深層に触れられるほうが重い。起…

書だ!石川九楊展(続き)

紙に書かれた言葉なのに奥行きがあるようにも感じられた。太さの違う線が幾重にも重なりあっていてその四角い紙全体ではじめて完結しているようにもみえる。ひと文字だけでは不完全で動詞的に生きたまま存在しているよう。その場に留まっていない。方丈記の…

書だ!石川九楊展

非常によかった。ひとつは書のイメージが変わったこと。「源氏物語書巻五十五帖」という、まるで映画のカット割りのようにワンシーンごとに違う表情のタッチで「各帖を象徴する箇所を拾い」書かれている五十五枚の大作があるが、光源氏が死んだときの「雲隠…

よくわからないもの

よくわからないものをなぜわざわざ観に行くのか、ていうのを聞かれることがあるけど、いいと思ったからというのがまずあって(そういう場合はたいてい行かないという選択肢はその時点でなくなる)、ちゃんと説明すると、なぜいいと思ったのか確かめたい、ほ…

大きさ

自分が体感・経験したものと情報として知り得たものとをわけるもののひとつに「大きさ」があると思う。例えば、飛行機。飛行機は頭のなかで簡単にイメージすることはできるけど、そこに大きさという概念は含まれていない。実際に飛行機をみるとバカでかい鉄…

懐に飛び込む

自分にとって不利なことをあえて言うのは、距離を縮めるうえでは有効だと思う。例えば、女の子と飲んでてお持ち帰りしたい場合には、飲んでるときから下心をバラす。2軒目どうする?ってなったときは、高級ホテルで雰囲気の良さそうなバーを提案して「酔っ…

ハイレベルな戦いはプロアマ関係ない

高校野球の季節になった。レベルの高さと感動の大きさは関係ない。地方大会の1回戦でヘタクソなプレーでも、チアリーダーがぜんぜん可愛いくなくても、みていて同じように感動するし、ドラマがある。彼らは世界と戦うわけじゃないし、甲子園にもおそらく出…

考える時間

1日のうちクリエイティブな時間はどれくらいあるのか。メールを処理することは仕事なのか。アウトプットを短期間に出すことは生産性が高いと言えるけど、例えば5分以内にメール返信することはほんとに生産性に貢献しているのか。意思決定は簡単にできるが…

働きかた改革

よく電車を間違える。間違えるときは何回も。線はあってるけど、逆方向とか。あってたけど乗り過ごして行き過ぎてしまうとか。リカバリーを何回かしようとして結局もとに戻ってんじゃんということも。まさにいまがその状態。いろいろ刺激を受けて考えをまと…

分担による分断

よくチームで何かを進めるときには分担という作業を行うけど、分担によって分断されてしまうワナがある。自分ができることは限られるので得意分野を活かしましょうねというのはまったく正しいものの、現場レベルで互いの領域に踏み入れないといいものはうま…

無意味な意味

雪山をはしゃぎながらすべってる人たちをみて、これだよなぁと。意味はない、意味はないけど、これだ感。何が楽しいのかわからないけど楽しいことはいっぱいあって、突き詰めれば「遊び」という単語に集約されてしまうかもしれないけど、こういうものこそが…