なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

ダブルボランチ

長谷部がいない、山口がいない、香川がいない、清武もいない…怪我人が続出するなか、スタメンは遠藤と井手口が起用された。リオでも活躍した若い二人のダブルボランチ。限られた戦力でそうせざるを得なかったハリルホジッチ監督。そして井手口がゲーム中に負傷し、万全ではないコンディションのベテラン今野を投入。他にも怪我人が重なり、チームが混乱しているときに押し込まれて失点。ここまでアクシデントが重なることを予想していただろうか。ゲームリーダーの不在。本田もレギュラー争いをしている状態で絶対的なリーダーではなく。個人のことで気をとられると全体のマネジメントは難しい。暑さを差し引いても、意思疎通ができてきなかったことによるミスが目立ち、チームとしての完成度は低かった。スポットで開催される代表戦なので致し方ないところもあるが、だからこそゲーム中で合わせにいき、状況にあわせて判断し、チームでやるべきことを決めることが求められる。そういう意味では若い二人のダブルボランチは、ゲームを支配する技量はまだなかった。二人にとってはこのうえないチャンスで、個人としては申し分ない強さをみせていたけどボランチとしてチームをひっぱるという役割はまだまだ(長谷部先輩は偉大だ)。おそらく各選手、個人レベルでは一点取ったあと、守るのではなくて二点目を取りにいくというメンタリティでいたはずだけど、ずるずると下がり、守ってしまった。個人の力ではまったく負けていないにもかかわらず、チームとしてたてなおすことができず。久しぶりにサッカーを観たら、なかなかドラマチックでおもしろかった。これが現実。これが生もの。