なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

invisible

適当に描くということはとても難しく、適当の幅をもたせながら一定の方針に従ったほうが描きやすい。ぼんやりとした輪郭を描くにあたっては、眼鏡を外して見える景色を描いたり、コンポジションをイメージしながら、色を配置、構成したりするほうが、うまくいくし、抽象的にみえてもはっきりとロジックが隠されているためにちゃんと説明ができる。ぐちゃぐちゃに塗り潰しただけのアートだと思ってもぐちゃぐちゃにする根拠があって狙ってぐちゃぐちゃにしているのであれば美しいものになり得る。本当に適当にやってしまうとただ汚れてしまった何かにしか見えず、人間は不思議と見えない調和も感じとることができ、言葉にすることは難しいけど、それを表現することもできる。抽象画はそうみえているわけではなく(ほんとにそう見えてしまうと人間的生活の支障がでてしまう)そうみようとしているに過ぎない。アクセスできない場所を触ろうとする努力もこれまでのアーティストがしてきたことで、アクセスできないから正解のようなものは存在せず、それっぽいと感じさせられることもあり。みえないものを描くというのはとても奥深い。