なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

どこまでインプットを減らせるか

いかに少ない情報で同じ結果を出すか。効率化やらレバレッジやら、いろいろな言い方はできるけど、日々の業務で意識すべきことはこれにつきる。インプットをどこまでさげられるか。例えば、大企業には、エクセルおじさん、資料をつくることが目的化している若者、いろいろいるが、もしその資料がなかったとしても同じ結果が得られるのならば、資料はつくらないほうがよい。いわゆるプロセスをふむために形式的に必要なことなのであれば、結果はきまっているのだから、そのプロセスを経ることが大事なのであって中身は問題にはならない。プロセスが決まっていないのであれば、結果だけ求めればよく、どんなインプットがあれば相手を動かせるかだけを考えればよく。やりとりするときはたいてい情報格差があってその差を埋められれば、目的は達成する。自分がアウトプットする側なら、自分の頭のなかを相手にそのまま転記すればよく、そのための方法はなんだって構わない。慣例に流されて過去と同じことをする、同じものをつくる必要はない。
この観点でいけば、コミニュケーションコストをどれだけさげられるかこそが大事になる。家族的な企業は意思疎通が円滑なのでそこらの大企業よりも(いま風に言えば)ピボットしやすく、機動力が高い。新規の営業なんかで、メールして電話して紙で送ってとものすごいコストをかけてアプローチしても結局数字に乗らなかったらなんの意味がなく、遊んでいる風にみえてるやつの知り合いに紹介してもらって一発OKなんてほうがよほど仕事を前に進めている。組織内でのアイドリング時間や認識のすり合わせなんて時間ほど無駄なことはない。
それをシステム的に解消しようとしたテクノロジーがメールであり、携帯であり、LINEである。とくに非同期通信は時短インパクトがでかく。でもそのためには互いの目的意識があっていないと難しこともあり、結局は腹割って話そうかみたいな人間的なコミニュケーションに左右されることも多い。人間は矛盾をかかえているので、かちっと合理的に判断して次から次へと処理できればいいのだけど。という前提で、とこまでインプットを減らして進められるか。そして対人のコミニュケーションというきわめて人間的なやりとりをシステムになじませる技量こそが、抜きに出る要因。