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天皇杯準決勝

セレッソヴィッセル関西ダービー。終わってみれば3対1。点差は開いたものの、互いにこの一戦にかける思いが伝わってくるいい試合だった。セレッソが攻め続け、ヴィッセルが耐えて耐えてのカウンター。戦術もハマっていたし、ハマっていたからこそゲームが動かず、シビれる展開。後半45分までスコアレスのドロー。最後に仕掛けたヴィッセルがようやく値千金のゴール…で終わるはずだった。が、直後のロスタイムに水沼選手のジャンピングボレーで同点。延長で最後まで走り切ったセレッソがPKで勝ち越し、後のないヴィッセルが前がかりになったところでとどめの一発。まさに絵に描いたような逆転劇。
セレッソは、監督含め、各選手がチーム力を強調していたが、ほんとにそうで、チーム得点王の杉本選手もいない。ボランチの蛍選手も怪我で欠く。エースの柿谷選手もベンチスタート、という状態。そんななか、今季最も成長したという23歳の秋山選手がキャプテンマークをまきゲームをつくった。メデイアでは決勝ゴールの柿谷選手などが取り上げられていたけど、この試合のMVPは秋山選手にあげたい。セレッソの生え抜き。監督の狙いもあったのかもしれない。若手のキャプテンをみんなで助けようと、キャプテンも期待に応えようと身体をはり、相当走った。明らかにチームとして団結していた。
決勝はマリノスマリノスセレッソにリーグ戦で2敗しており、かつ、ACLでも負けている。エリク・モンバエルツ監督の退任も決まっておりモチベーションも高い。良いゲームとレベルの高さや技術のウマさはそれほど関係がない。決勝の役者は揃った。泣ける試合を期待したい。