なにそれ経営者のブログ

仕事と彼女と人生観

the price is everything

◾️アートの価値
値段はつけられるけど誰にも価値はわからない。二次マーケット、三次マーケットで取引されてもアーティストにお金は入らない。急に高値をつけたり人気がなくなることも。転売目的で株、証券、不動産と同じく買う層もある。「アーティストは99%生活に困っているのでやめたほうがよい」。アーティストのスタンスもさまざま。ジェフクーンズは、新しいコンセプトを次々と生み出し細かく指示を出して分業で作品を作っている。リヒターはプライベートに個人宅に飾らられるのではなく、美術館で多くの人に観てほしいと。ラリー・プーンズはギャラリーに展示。

◾️現代アート
1973年のRobert Scull (1917–1985) のオークションが現代アートが高値で取引されたはじまりとされ(*)。安く買って高くあれば儲かることに人々が気がついた。過去の巨匠の作品だけを扱っていたオークションハウスは、現代アートを取り入れることで永遠に作品を生み出すことができ、需給バランスがとれ。若い新しいものを求める富裕層にウケたのも加速させた。「いまはバブルとも言えるがそのまま浮かせておきたい」。
◾️備忘と感想
コンドの製作過程。塗り直しもするが、かなりスピーディーに仕上げている。
アートの存在感。この絵と生活をともにすると何かが変わるという感覚。素人でも何か感じることはある。
アートとお金の関係。アートのひとつの評価指標として価格がつけられ、価値が担保されているとも考えられるが、アートに限らず金銭的価値は取引するために考え出された指標なので価値などない。アートで儲けている人たちがおり、市場はなくならないが、高級ブランドとも似ているようで違う。買う側が語れるような作品の背景がある。

*Artzine "How the 1973 Scull Auction Changed the Art Market" 

https://artzine.com/articles/how-the-1973-scull-auction-changed-the-art-market-forever